坊さん座談会
〜仏教的にLGBTってどうなのか、聞いてきました〜
みなさんこんにちは。やる気あり美の金沢です。
お久しぶりの更新となります。お元気ですか?
今回、私の念願かなって、このお二人をお招きして座談会を開催することができました!
・・・
僧侶のお二人です!!
(左が本多さん、右が大澤さん)
嬉しすぎるで〜…。
そして、ビジュアル的に僧侶のお二人と合わせると面白いんじゃね、という理由で
やる気あり美のバケモンこと、太田も呼びました(ポーズ、スベッてて辛い)。
仏教的には、LGBTをどんな風に捉えられているのかを聞いて参りました〜。
あと、かなり無駄さある質問もしてきましたが、優しくお答えくださったお二人に感謝です…。
仏教の魅力が伝わればいいな、と存じます〜。お暇な時に、是非お読みください。
参加者
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本多さん
曹洞宗の男性僧侶。
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大澤さん
曹洞宗の女性僧侶(尼僧)。
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太田
やる気あり美のゲイ俗人。
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金沢(司会)
やる気あり美のゲイ俗人(OL)。
「LGBTが」ではなくて、大体みんな地獄行き問題
- 金沢
- 本日は、お忙しい中ありがとうございます。初めに、僧侶のお二人から簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか。
- 本多
- 熊本出身。本多清寛(しょうかん)です。カレーが好きです。
- 大澤
- 曹洞宗の尼僧の大澤香有(こうゆう)です。よく地蔵に似ていると言われます。
- 太田
- …まさに、簡単でしたね。
- 金沢
- これ以上ないくらいでしたね(笑)。ありがとうございます。本日お二人に伺いたいのは、仏教的にLGBTはどういう風に捉えられるのか、ということなんですけど、というのも、テレビで占い師が「同性愛者は地獄に落ちる」と発言しているのを見たのがきっかけなんですね。「コイツ、なかなか言うなぁ」と笑っちゃったんですが、「地獄」と聞いて、仏教では同性愛や性別適合手術をどう捉えるのかなぁ、と気になってきてしまったんですよね。
- 太田
- そうなんです。その話を金沢としている時に、たまたまお二人と知り合って、これは聞くしかない!となったわけです。本当に、今日はありがとうございます。
- 本多
- いえいえ、こちらこそお招き頂いてありがとうございます。
- 大澤
- ありがとうございます。楽しみにしてきました。
- 金沢
- 変なことを言うかもしれませんが、お手柔らかにお願いいたします。
- 本多
- 大丈夫です。何でも聞いてください。それでは、結論から言ってもいいですか?
- 太田
- あ、もう、是非!
- 本多
- えーっと、人間は基本的にみんな地獄にいっちゃうみたいなんですよね…。
- 太田・金沢
- !?
- 金沢
- 基本地獄なんですか!?
- 本多
- 仏教では、基本全員地獄いきってことになってしまうんです。「こういうことをしたら地獄に行きますよ」っていうのがたくさんリストアップされているんですが、現代人なら、ほぼほぼやっていますよ、ということばっかり書かれているので。一つくらいは絶対引っかかっているんです。例えば、お酒飲んだら、釜茹でにされた油を飲む地獄に行くことになる、だとか。
- 太田
- それは、もう終わりですね。
- 金沢
- 不可避感ヤベぇ…。現代人ならほぼ全員地獄行き確定ってわけですね。もはや、同性愛だから地獄うんぬんとか関係なくなりましたね(笑)。ちなみに、どうにか地獄行きを逃れる方法ってないもんなんですか?
- 本多
- 友達がいて、追善供養をやってくれると救われます。
- 太田
- ついぜんくよう?
- 大澤
- 亡くなったあとに、その人のためを思って自分がよいことをする。
- 金沢
- あ〜。追善ってのは「追う」に「善い」ってことですか?
- 大澤
- そうそう、そうです
- 本多
- 要するに先祖供養なんかの法事ですよね。法事をするってことは亡くなった人を思い出すってことです。その「おもう」ことが大切で、誰かに思われる人は地獄にいかないよってことです。
- 太田
- ヤベぇ…。思われる自信無さ過ぎ…。
- 金沢
- 売ってないかな、「OMOI」…。
- 大澤
- 絶対、お二人ならそんなことないですよ(笑)。