10代LGBTQに会いたい!②
〜19歳・レズビアン(な気がする)女の子とピクニックしてきました〜
こんにちは!太田です。
少し日にちが空いてしまいましたが、
10代レズビアン(な気がする)みづきちゃんとのピクニック記事その2です。
これから家族へのカミングアウトを控えるみづきちゃんと、
一応先輩としての知見も織り交ぜながら、色々とお話しました。
あ〜緊張した〜!
ご一読いただけますと嬉しいです。
参加者
-
太田 尚樹
ゲイ。やる気あり美代表。話が長いのが課題。
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山田 彩佳
ノンケ女子。やる気あり美メンバー。運動不足なのが課題。
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井上 涼
ゲイ。やる気あり美メンバー。ゆるふわ過ぎるのが課題。
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みづきちゃん(仮名)
レズビアン(な気がする)。オシャレでとってもチャーミング!
第2回(最終回)
カミングアウトと家族
相談②:家族へのカミングアウトの仕方は?⇒太田の場合
- 山田
- 太田も最初にカミングアウトしたのはお母さんだったんだよね?Facebookでカミングアウトする前に。
- 太田
- そう。今年のお正月、1月3日に。涼ちゃんのケースとは違って、うちのおかんの場合は「気づかなかった」って言ってたな。
- 井上
- 隠すの抜群にうまいもんね。笑
- 太田
- え、ちょっと、そんな風に思ってんの?
- 一同
- (笑)
- 太田
- 話を戻すと、うちのおかんは気づいてなくって。だから、びっくりしてたけど、おかんはテレビでLGBTアクティビストの人とか見て、「かっこいいわ〜、こういう人がいたら世の中変わるわ!」ってよく言ってるような人だったから、僕が当事者だということで、引いちゃうということはなかったね。ただ、おかんの夢は「孫を見る」ってことだったから、そこはおかんもやっぱりショックだったみたい。口に出しては言われなかったけど。それに関しては申し訳ないなって、思ったな。
- 井上
- そうかー。10代の頃考えてたことがお母さんに1番響いたって話があったけど、どんなことを伝えたの?
- 太田
- あーそれは、高校1年で気づいてから3年間「いつ死のうか」とずっと考えてたよって話をしたんだよね。環境のせいにするのもダメなんだけど、僕の周りでは、ゲイをネタにするのが普通で、高校時代は、それがしんどかったって話をした。そうしたら「それは知らなかった」って。おかんから「申し訳ないことをした」って言われて、ぼくはおかんのせいだとは一切思ってなかったから、逆にテンパってしまったけど。
- 井上
- うんうん。
- 太田
- でも、親の視点で考えると、そうなるんだろうね。僕の伝え方に配慮がなかったのかもしれないけど。親としては、自分の子どもが悩んでるということに気付けなかったってショックなのかな、と。
- 山田
- それは、本当そうだと思う。あと、きっと不安もあるよね。
- 井上
- というと?
- 山田
- やっぱり現状、親世代にとってLGBTは身近じゃないことが多いから、自分の子どもがそれに該当しているって知ったら、「自分の知ってる子どもの本物の姿はこれじゃないの?」って不安になるんじゃないかなと思って。
- 太田
- そうだよね。本当に「自分の知らない存在」になっちゃった気がするというか。
- 山田
- でも全然そんなことないじゃん。これまでも絶対、本物の姿だったよね。
- 太田
- 熱いな!(笑)。そうだね。
- 山田
- だから、それがちゃんと伝わって欲しいなぁって思うんだよね。そのためには、太田が言ってた「カミングアウトは1回では終わらない」っていうことのように、じっくりとした対話が必要なんだろうね。
- 井上
- そうだね。太田も話したのは1回じゃなかったんだよね?
- 太田
- うん。離れて住んでたけど3週間くらい、何度も会ったり電話したりしてた。
- 井上
- それって今の理解ある状態になるまでに、どういう過程でどんな話をしてきたの?
- 太田
- 今パッと自分の中で過程を整理できてはいないんだけど、いろんな話をしたかな。今までの話と、これからどうしていきたいかとか。だからそういう話ってすぐに済むものじゃなくて。毎週毎週、解散してはまた会ってというのを繰り返してたかな。毎回終わった後、それそれに色々考えてることがあってまた突然電話してきたり、こっちからもしたりして。だから、中身より回数が重要っていうのは感じたかな。
祖父母に、カミングアウトするべきか否か
- 井上
- なるほど。また、私たちが喋りまくってしまった感があるけど(笑)。今、みづきちゃんのご家族は福島にいらっしゃるの?
- みづき
- 福島です。
- 井上
- 私と太田のケースを聞いてみて、どんな感じですか?