やる気あり美

batting_header

ノンケみたいに、バッティングセンターでバットふれるようになりてぇ。

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ねえ

 

あなたに先に伝えておきたいことがあるの。

 

ゲイの中にも、

 

全然バット振れる、野球好きがいるってことを…。

 

 

 

でもやっぱ僕は、野球に対しては苦手意識があるんですよね。

 

あ、そうなんだ。でも太田、体育会系でしょ。

 

一応そうですね。バレーやってましたからね。

 

俺なんて、中学時代にゆるく卓球部でポイポイ〜って一瞬やっただけだからね。

 

卓球『ポイポイ〜』とか音鳴りませんからね、大丈夫ですか??

 

いや、こわあ!(笑)

愛しやすい…。

このラブみ由来の笑顔がチャーミングなガイ、みぞさんは僕の大学の先輩ゲイです。

先日二人で飲んでいた時に「ノンケ(※)みたいに、バット振れるようになりたくない??」と盛り上がり、この企画を実施することになりました。

「ノンケみたいに」って、バットを振りたい人にノンケとかゲイとか関係あんの?勝手に振ったらいいのでは?と思ったそこのあなた…!

たしかに意味分かんないですよね(笑)。

冒頭でも説明した通り(説明した通り…?)、ゲイの中でも野球が好きだったり得意な方はいます。

でも僕は野球に対して長年ハードルを感じていて、それは自分がゲイであることと関係していると思うんですね。

今回は、そんな勝手に震えてる「野球」という相手と僕らの距離を近づけてみようという企画です。

バッティングを野球の先生に教えていただききますが、事前にみぞさんと期待やら不安やらを洗い出してから行きましたよ〜!

※)ノンケ…LGBT等のセクシュアルマイノリティではない、セクシュアルマジョリティの方の愛称として僕らは使っています。


この顔のまま「盛れてる?盛れてるか教えて?聞いてる?」と何度もカメラマンに聞きましたが、これです。

 

みぞ

あのさ、告白していい?

 


ゲイとバッティングと、人生。

太田

え、なんですか。

みぞ

おれ実は、スポーツ全般と縁遠いなぁとは感じてるんだけど、野球がとりわけ縁遠いとか、「ノンケみ」が強いとかは感じてないんだよね。

太田

わろた。企画の趣旨説明したとこやわ。

みぞ

(笑)。「苦手だった運動に挑戦したいな〜」くらいなんだけど、太田は企画に「ノンケみたいに」って付けたくなるような心理があるんでしょ?

太田

あります、あります。野球とかラグビーは、スポーツの中でも自分とかなり縁遠い感じがあります。

みぞ

そうなんだ。

太田

なんか「男子の濃いとこ詰め合わせ」みたいな感じしません?男子しか部活がないことが多いし、野球は、みんな女子がなかなかやらない坊主頭だし、土にまみれまくるし。

みぞ

そういうことか。まあ言われたらたしかにそうなのか。

太田

バレーとかより断然「ザ・ノンケ男子」みたいなイメージが強いですね。でもじゃあ、なんでみぞさんはバッティングやってみたいってあんなに言ってたんですか?

みぞ

あー、それはね、30代後半からさ、苦手だったこととか、色んなことにチャレンジしてみたいって思い始めたからだね。

太田

なに、素敵じゃないですか。

みぞ

ありがとう。なんかある程度歳をとって、これからの老後や一生もなんとなく見えてきたんだけど、多くのノンケ夫婦みたいに、法の下に婚姻関係を結んだり、子どもをもったり、みたいなことで人生のステージが大きく変わるってことがないから、自分で小さくてもステージを変えていくことを重ねると、人生はもっと楽しくなるかなと思って。

太田

ぇ…、突然尊い…。

みぞ

水泳やってみたりもしたし、テニスもやってみたけど、バッティングセンターだとサクッと行けるし、できると楽しそうだなと思って。

太田

たしかに色んな所にあって手軽ですもんね。じゃあ、僕とちょっと違いますけど、ゲイってことはバッセン願望と関係していたと。

みぞ

そうだね、俺ってこれからライフステージ変わらず定年まで仕事して死ぬだけやんって思ったら、なんか新しいことしたくなって、小さなことやけどその一つがバッティングセンターやった、と。そんなかんじ。太田はその「ザ・ノンケ男子」みたいなイメージが苦手ってことなんだよね?

太田

そうですねー。今は全然そんなことないんですが、カミングアウト前はありましたね。僕は自分の自認はやっぱり「男子」なんですけど、昔は「僕は男なのか否か」みたいなことって「0か100か」の判断をしなきゃならない気がしていて、野球は僕にとって「100の男子」だったので、それに馴染めないと分かってしまうと、自分の大事な「男子」という中心を奪われる気がしてたんしょうね。

みぞ

なるほど。

太田

でもカミングアウトしてから、どんどん自分の中で「男子」というアイディンティティの置き所が分かったというか、何か外的影響をうけた所で揺らがないようになったから、今は男子だけの飲み会とかで「馴染めているか不安」とか思うこともなくなって大好きになりましたし、「野球、全然いけんじゃね!?」みたいな気持ちが高まったんですよね。やっぱり「仕事終わりにカキーン!」って、日本のストレス発散の原風景だからやりたいし。

みぞ

はいはい、そうだね、それは。

太田

だから、なんか結局みぞさんと一緒の気がしてきました。色々やってみたいと思ってるってことなので。ということでじゃあ、そろそろ不安やら期待やらを出すのに移っていいですか?

みぞ

オッケー。

 


そもそもバットが、重くて萎えそう。

太田

僕からいいですか?

みぞ

どうぞ、どうぞ。

太田

じゃん。「そもそも、バットが重くて萎えそう」。

みぞ

いや、さっきの熱い話なんだったのよ。

太田

だってゴルフやったことあります?あんな細っそい豆もやしみたいなんでも、腕ちぎれるかと思ったのに、バット、めっちゃ太いですからね?

みぞ

頑張ろうよ!(笑)

太田

みぞさんかって、そんなジムで鍛えただけの見せかけの腕じゃ無理ですからね!?なめんな!?!?

みぞ

まだ持ったことないやん!

 


果たして、お金はどこに投入するのか。

みぞ

じゃあ俺もいくね。

みぞ

「どこにお金入れるんやろう」

太田

なんか控えめに言って、クソださいですね。

みぞ

(笑)

太田

でもめっちゃ分かりますよ。松屋で後ろに人が並んでるだけでテンパるタイプやし。

みぞ

そうそうそうそう!

太田

激混み&ああいう券売機スタイルやったら絶望必至かもしれん…。

みぞ

屈強な男子たちの冷たい視線が…(笑)。

太田

うゎ、どうしよう。100円玉、やたらと感知されず、何回も返却されたりしたら…。

 


とは言え、ゴロとかダサいからイヤ。

太田

僕あともう一個希望あるんですけど、いいですか?

みぞ

いいよ。

太田

じゃん、「とは言え、ゴロとかダサいからイヤ」

みぞ

え…!図々しい!!!

太田

(笑)。いや、だって、バッティングセンターなんて、カキーン!のために行くんですよ?カキーン!

みぞ

俺全然とりあえず当たるところからでいいわ。

太田

はぁ!?言いなよ、本当の気持ち!ゴロしか打てないなんて、ごめんですよ!

みぞ

え〜、俺、太田と違って、ほんと運動神経ないもん。まぁいつかは「かっ飛ばす」みたいなやつもやれたらいいけど。

 

 


 

ということで、僕らの不安や要望が整理できました!

なんだか整理したせいで逆に緊張してきちゃいましたが、

いよいよ次のページからは、バッティング練習開始です…ゴゴゴゴゴ…!!


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